永遠の憧れの女の子 ー月組トップ娘役愛希れいかさん退団に捧ぐー

 

明日,私の憧れの女の子 愛希れいかさん(愛称:ちゃぴ)が,東京宝塚劇場月組公演「エリザベート -愛と死の輪舞(ロンド)-」千秋楽で宝塚歌劇団を卒業する。

 

大好きなちゃぴちゃんの退団を目前にしてゼミの準備もそっちのけに,これは自分の思いを書き残しておかなければならぬと思い立ち,久しぶりに文章を書いています。

 

 

さて,いったいどこから話し始めたらいいのだろう。

 

 

ちゃぴちゃんと初めて出会ったのは,2016年の夏休み。

 

そのころは宝塚という新しい世界を知ったばかりで,演目とか組(宝塚には花・月・雪・星・宙組の5組があり,主に本拠地である兵庫県宝塚大劇場と東京日比谷の東京宝塚劇場を各組で順番に公演している。)には特にこだわりがなく,とりあえず帰省した時に東京でやっていた月組公演を当日券で見に行こう!と見に行ったのがはじまりでした。

そのときの演目は「NOBUNAGA -下天の夢ー」という織田信長を主人公にした日本物のようで現代的なロックテイストを交えた宝塚オリジナルの新作お芝居と,「FOREVER LOVE!!」というこれまた新作オリジナルショーの二本立て。

 

宝塚ではこのお芝居+ショーの2本立てか,お芝居のみの一本物というのがだいたいのお決まりのパターン。お芝居はその時のトップさん(主演男役)に合わせた新作オリジナルもあれば,エリザベートのような海外ミュージカルを輸入して宝塚版にした演目,過去の演目の再演(例えばベルサイユのばら 等)がある。

この公演は当時の月組トップ 龍真咲さんの退団公演でした。

お芝居の話の流れに腑に落ちない点があったり,正直内容自体には「?」が残ったものの,龍真咲さんのキラキラオーラに魅せられて気が付けば訳も分からず泣いていたというほんとうに不思議な公演だったのを覚えています。

当日券での観劇だったので、2階席の最後列だったかその後ろの立ち見だったか忘れましたが,とにかく舞台から離れたところで見ていました。それにもかかわらず,龍さんが出てくるたびにキラキラとまぶしく,決して照明の力だけではない,これが噂に聞きし退団を発表したタカラジェンヌが出す特有のオーラか…と思ったものです。

 

その時月組で注目していたのは朝美絢さん(愛称:あーさ)。ちゃぴと同じ95期の男役で,とにかく顔が良くて(いわゆるジャニーズ系というやつ?笑 ジャニーズは好きになったことは一度もないのですが…)目を引くスターオーラのあるひと。

 

ちゃぴちゃんが出ている舞台を見たのはこの時が初めてだったのですが,最初の印象は意外とあっさりとしたものでした。

かわいい娘役さんだな,というだけで今ほど応援したいと思っていたわけではなかったのです。が,この次に見たお芝居「グランドホテル」で,一気に愛希さんの魅力に落ちてしまったのです。(つづく)