月組エリザベート千秋楽ライブビューイング

 

近頃,一週間経つのが早すぎる。。

 

先週,エリザベート千秋楽ライブビューイングを見てきました。

 

開演1530閉演1930(含む休憩30分)の4時間の長丁場。

月組のみなさん・オケ含めスタッフの皆さんは11時公演もあって本当にお疲れ様です…(何者だよ)。最高でした。

 

遠くにいながらも同じ時間を共有できたことがとても幸せで,好きな作家や漫画や映画や作品に出合った時にも思うように,リアルタイムで感動を味わえているというこの奇跡に,この時代に生まれてよかったと思えました。

 

とくに演劇は,アナログでとても効率の悪い表現媒体だと思うのですが(映像作品は別にしても,毎公演大勢の人が一つの舞台を届けるために動いています。例えば本だったら,印刷されてしまえばいつでも読み返せるけれど,同じ舞台をもう一度見たいと思うと人を集めるところから始めなければならないし,そして2度と同じ舞台はない。同じ演目であっても演者によって全然違う。これは演奏会等舞台芸術全般に当てはまるとおもう。※本は本で大好きです。)だからこその魅力があって,そういうものに出会えたことがうれしく,明日からも頑張ろうという気持ちを貰えました。あとめちゃめちゃ泣いた(笑)

 

エリザベートの作品自体を好きになったのは2014花組明日海りおさん主演のものをブルーレイでみた(母が先にファンになった)のがきっかけ。

 

ハプスブルク家最後の王妃エリザベートの自由を求めた波乱万丈な生涯と「死=黄泉の帝王トート」に惹かれてしまいそうになるほどの美しさ,「耽美」という日本語はこういうことを表現するためにあるのだと思いました(それまで耽美的だ,などという日本語があてはまるものに出会ったことがなかった)。

 

今回の月組エリザベートは「芝居の月組」とよく言われるように,セリフもメロディーに乗せて歌い上げるようなゴリゴリのミュージカルである本演目でもお芝居を見ている,という感覚が強かった。

 

ちゃぴシシィは少女時代がかわいくてかわいくて。

同期の輝月ゆうま(まゆぽん)と父娘役でも違和感がないのがすごい。

「パパみたいになりたい」のナンバーで泣いたのは初めてです。

 

さよならショーも,ロミオとジュリエットからグランドホテルのデュエットダンスまで盛りだくさんでうれしかった。

 

何よりも,初めて大きな役を演じた「スカーレットピンパーネル」の劇中歌「ひとかけらの勇気」の歌詞が,自分への応援歌だったと語ってくれた時にはもう限界。

 

その反面,一期上のたまさまが「よく頑張ったね。お疲れ様でした。」と伝えた気持ちもものすごくわかって,私も本当に長い間お疲れ様でした,良い舞台をありがとう。卒業おめでとう。という気持ちになりました。

 

たくさんの夢と希望と感動をありがとう。

 

またどこかで,女優 愛希れいかさんに会えるといいなあ。

 

Wickedでグリンダ役とかやらないかなあ~(笑)